署名

一度だけ行ったことがあるミニシアターが存亡の危機にある。客の入りがかなり悪いらしい。そして、そのミニシアター維持のため「映画館を公設民営にしよう」という活動がなされている。
今日、その活動の一環である署名集めに協力した(つまり署名した)。間接的な知人がその活動に参加しており、間接的に署名を頼まれたのだ。
ただ署名はしたものの、その活動に全面的に賛同しているわけではない。
僕は映画館で映画を見るのが好きなので、良質な映画を提供してくれる場が失われることは当然寂しいのだが、だからといって公的なお金でそれを維持すべきかと問われると、簡単に「そうだ」とは言い難い。
もしも公設民営が実現し映画館が存続することになったとしても、観客がほとんどいないようでは意味がないだろう。
海外には公設民営型の映画館が数多くあるらしいが、今の日本ではなかなか難しい気がしてしまう。